説明
Archicadの平面図表現で、切断面の表現を上書きしてシンプルな表現にしつつも、壁と柱はもともと別な要素のため、包絡しないように表現したい場合があります。表現の上書きセットで切断面を上書きすると、壁と柱が包絡してしまい、レイヤーの交差グループで柱と壁を分けても、柱とに壁が貫通したような表現になってしまいます。
Archicadのデフォルトのてプレートにある、表現の上書きルールで、「切断塗りつぶしを背景に(分離線なし)」は、全ての要素タイプに対して、切断塗りつぶしを上書きする設定になっています。そのため、この表現の上書きルールを使用している表現の上書きセット「白抜き(2Dのみ)」を適用すると、全ての要素の切断面が上書きされます。柱と壁の切断面も同じく上書きされてしまい、柱と壁が包絡した表現になります。
手順
柱と壁が表現の上書きを適用されても包絡しないように、表現の上書きルールを準備します。今回は、柱の要素タイプのみを上書きする、または柱以外を上書きするルールを新しく作成し、既存の表現の上書きセットに追加します。
- 柱を上書きする用の表現の上書きルールを作成します。
表現の上書きルールを開きます。表現の上書きセットから開くか、直接メニューから開きます。
ドキュメント > 表現の上書き > 表現の上書きルール
- 新しく表現の上書きルールを作成します。
柱のみを上書きするるルールを作成する場合、下記のように作成します。
基準:
要素タイプ - 等しい - 柱
上書きスタイル -塗りつぶし種類にチェックを入れ、背景を選択し、切断塗りつぶしを対象とします。
仕上げ分離線を非表示のチェックは外します。
柱以外の要素を上書きする場合は、下記のように設定します。このルールを適用した場合、柱は表現の上書きの対象ではなくなるので、元の切断面の設定となります。
基準:
要素タイプ - 異なる - 柱
上書きスタイル -塗りつぶし種類にチェックを入れ、背景を選択し、切断塗りつぶしを対象とします。
仕上げ分離線を非表示のチェックは入れておきます。
- 表現の上書きセットに作成したルールを追加します。
柱を上書きするルールを追加する場合は、表現の上書きを適用する優先度が一番高くなるようルールを一番上に追加します。
柱以外を上書きするルールを追加する場合は、他のルールで柱を上書きしてしまわないようにします。
デフォルトテンプレートにある表現の上書きセットに追加する場合、切断塗りつぶしを背景に(分離線なし)はセットから削除します。
変更した表現の上書きセットを適用すると、柱と壁が包絡しない表現に変わります。