本バージョンでは、繰り返し作業を自動化する新機能「Superrun」を中心に、アクセシビリティ関連ルールの強化、ルール結果の表示改善、IFC 空間ゾーン対応、Autodesk Forma 連携の認証強化、3D パフォーマンス/セキュリティなど、日常のモデルチェックをより効率化するアップデートが含まれています。
※一部機能は新製品群のみの機能となります。
主な新機能・改善
Superrun(新機能) - モデルを開く、ルールセットの読み込み、チェック実行、プレゼンテーション作成、スナップショット、BCF/Excel レポートの書き出し、プロジェクト保存などの操作を、ドラッグ&ドロップでひとつのワークフローにまとめて自動実行できます。

- 作成したワークフローは .superrun ファイルとして保存し、ほかのプロジェクトで再利用したり、チーム内で共有したりできます。
- 決まった XML パイプラインをスケジュール実行する Autorun に対し、Superrun は画面上で作成・検証・調整できるガイド付きの機能です。(Premium向け、1回の実行につき 300 Solibri トークンを消費)
- よく繰り返す作業を、ひとつのガイド付きワークフローにまとめられます。組み合わせられるアクションの例は次のとおりです。
- モデルを開く
- ルールセットを読み込む
- チェックを実行する
- プレゼンテーションを作成する
- スナップショットを撮る
- BCF や Excel のレポートを書き出す
- プロジェクトを保存する
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Autorun との違い
手作業の繰り返しを減らし、作業のばらつきを抑えるという目的は Autorun と同じです。違いは使い勝手にあります。Autorun は、決まった XML パイプラインをユーザー操作なしでスケジュール実行するための機能です。一方 Superrun は、Solibri の画面上で視覚的にワークフローを作成・検証・調整・共有できる、ガイド付きの機能です。
関連コンポーネントの表示 - [ファイル]→[設定]→[チェック]の新しい設定をオンにすると、課題に含まれる関連コンポーネントが透過表示され、課題の前後関係がつかみやすくなりました。
製品選択の再導入(Tier 製品) - ログイン時に、Solibri Center で割り当てられた製品の中から使用する製品を選べるようになりました。有効/無効は管理者が Solibri Center で設定できます。
結果カスタマイズの改善 - カスタマイズしたタイトルや説明がチェック実行時に反映され、チェック結果の一部として保持されるようになりました。
- 旧来のオーバーレイ表示方式は廃止され、旧形式の .smc/.cset ファイルは自動で移行されます。
AIアシスタントの @ 参照 - チャット中に @ を使って、プロジェクトやモデルに関連する項目をコンテキストとして指定できるようになりました。
検索機能の強化 - 情報ビューや分類などでも検索できるようになり、各パネルの検索バーも統一されました。
ルール関連の主な改善
- アクセシブルランプ/階段ルール(#207 / #210) - 中間踊り場を含め、踊り場の要件がよりわかりやすく表示されるようになりました。
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ドアのアクセシビリティルール #208 - 前面・背面のクリアランスがドアパネルに沿って配置され、パネル面からのオフセットも指定できるようになりました。
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空きスペース(フリースペース)チェックの改善
- 「スペースを使用」をオフにして、周囲のスペースに依存しないドア単体のチェックが可能になりました。
- 空きスペースのチェックにわずかな許容値が内部的に設定され、表示上ほとんど見えない意味のない結果が出にくくなりました。
- これまでセットで行われていた「空きスペース内の障害物」と「床(歩行可能な面)の有無」のチェックを、要件パネルで個別に選べるようになりました。
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空きスペースが水平かどうかを判定する、3つ目のチェックが追加されました。

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歩行可能な面の表示 - 床(歩行可能な面)が欠けている箇所の表示が改善され、赤で示されるようになりました。

- プロパティルール #230 - プロパティが存在しない場合と、値が空の場合を区別してチェックできるようになりました。
- コンポーネント周辺のフリースペース #248 - ドアの開閉軌跡を障害物として扱うかを選択できるようになり、スペースフィルターの判定精度も向上しました。
- 一般干渉ルール #1 - 開口部の突出部分との干渉を無視するかどうかを選択できるようになりました。
- コンポーネント内のコンポーネントルール #234 - 結果の表示色が、ルール設定のソースカラーと透明度に合わせて表示されるようになりました。
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フットプリント計算 - 大きな B-rep 形状でも、より正確に計算できるようになりました。
連携・ワークフロー
- IFC 空間ゾーン対応 - 空間構造の参照リレーションシップで接続された IFC 空間ゾーンに対応し、[関係]タブや数量拾い出しなどで扱いやすくなりました。Archicad から書き出した IFC も対象で、空間ゾーンを 3D ビューに表示することもできます。
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Autodesk Forma 連携 - PKCE 方式の OAuth 認証に対応し、企業のセキュリティ要件に沿った接続が可能になりました。
- Forma Issues 連携に「ウォッチャー」欄が追加され、課題をフォローしているメンバーを確認できます。
- 分類 - 分類の行をフィルターや情報の取り出しの定義に直接ドラッグできるようになり、分類行への色の自動割り当てにも対応しました。
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その他の操作性の改善 - 選択バスケットの 3D 表示の自動更新、旧形式 Excel(.xls)書き出しの復活、断面の名前変更、点群をクリックした距離計測などに対応しました。
パフォーマンス・セキュリティ
- 3D 描画のフレームレートが 50~100% 向上し、複数の通芯やテキスト、マークアップを含む複雑なモデルでも軽快に操作できるようになりました。
- チェックビューでルール選択時に動作が遅くなる問題や、通芯テキストによるメモリの過剰消費が改善されています。
- JDK 21.0.12 や Spring コンポーネントの更新、不要な IP アドレス用エンドポイント呼び出しの削除などにより、最新のセキュリティ要件に対応しました。
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Autodesk Forma/Autodesk Construction Cloud 連携での PKCE 方式 OAuth 認証への対応により、最新のセキュリティ要件に対応しました。
不具合修正 (Bug Fixes)
ルールとチェック
- 重要度の記号で結果を絞り込むと、Solibri が応答しなくなる問題を修正しました。
- コンポーネント単位でスライドを追加した際、課題の詳細に重要度が正しく表示されるようになりました。
- ルール #1 一般干渉 - スラブ開口など、垂直方向の開口部が関わる干渉の報告にばらつきが出る問題を修正しました。
- ルール #207 アクセシブルランプ - 同一形状の縁石スロープで、高さの値がばらついて報告される問題を修正しました。
- ルール #208 ドアのクリアランス - 傾斜したスロープにつながるドアで、最大段差(敷居高さ)の計算を修正しました。最大値を超えた場合の表示もわかりやすくなりました。
- ルール #222 コンポーネント間の距離 - フットプリント同士の水平距離の計算を修正しました。
- ルール #245 干渉検出マトリクス(CDM) - 重要度の色分けが Excel に確実に書き出されるようになりました。また、コンポーネントセットの読み込み後にパラメーター表示が空になる問題を修正しました。
モデルと 3D
- モデル原点から離れた位置にある点群が、.smc を開いたときに正しくズーム表示されるようになりました。
- IFC4 の下向き押し出し形状、分解されたスラブ形状、Revit の天井グリッドの表示を修正しました。
- 形状を持つ敷地(サイト)の座標が正しく扱われるようになりました。
- IFC2x3 の設備系要素や IfcSystemFurnitureElement が、Solibri のコンポーネントクラスへ正しくマッピングされるようになりました。
- プロパティに割り当てられた単位に対応しました。
全般
- Solibri のアップデート後に、最近使ったファイルの一覧がリセットされなくなりました。
- ルール #171 など、特定のルールを使った際にファイルサイズが大きく膨らむ問題を軽減しました。
- 分野(ディシプリン)と色の割り当ての変更が、再起動後も保持されるようになりました。
- 日本語環境で、分野の表示名が重複する問題を修正しました。
- カスタム分野の JSON 書き出しや、分類設定の[列を削除]ボタンの動作を修正しました。
- ハイパーリンクマネージャーの「ハイパーリンクを表示」ツールが復活しました。
- SharePoint 連携で、Microsoft 365 グループに紐づくサイトも一覧に表示されるようになりました。
- profile.ini によるユーザープロファイル設定が、権限に従って正しく反映されるようになりました。
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BCF Live Sync の同期失敗時のメッセージが、より具体的になりました。
新機能の提供範囲(製品・プラン別)
2026年4月13日の新プラットフォームローンチ以降、新機能は新製品・新プラン(Starter / Essential / Advanced / Premium)を中心に提供されております。
既存機能の更新・パフォーマンス改善・セキュリティ強化については、レガシー製品も含めて適用されます。
主な機能と提供範囲は次の通りです。
【新製品群のみ】
- Superrun →Premium
- 結果カスタマイズ →Advanced, Premium, Security+, Enterprise
- すべてのルールの更新 →Advanced, Premium, Security+, Office, Enterprise
- Autodesk Forma Issues 連携 →Advanced, Premium, Site, Office, Enterprise
【既存含む】
- パフォーマンス・セキュリティ改善 →全製品・全サブスクリプション
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バグ修正 →全製品・全サブスクリプション
詳細なリリースノートや操作ガイドはSolibri公式サイトよりリリースノートをご参照ください。
︎最新バージョンにアップデートして、新しい機能を活用してください。