概要説明
現在利用しているBIMcloudのドメインを変更する場合、BIMcloud Manager/Serverの設定変更と共に、チームワークに参加するメンバー側も設定を行う必要があります。BIMcloudのドメインが変更されると、チームワークに参加するURLがも変更されるため、変更後は新しいドメインでチームワークプロジェクトに参加する必要があります。
BIMcloudの接続設定は柔軟に設計されており、変更前のアドレスを代替アドレスとして保持することで大きなトラブルは回避できる仕組みになっています。
主に下記の登場人物を想定した設定の流れをお伝えします。
- IT管理者、サービスプロバイダ: 主にBIMcloud Manager/ BIMcloud Serverをインストールしている機器や社内ネットワークの設定等を担当しています。
- BIMcloud管理者: 主にBIMcloud Managerのブラウザ管理画面での設定を担当しています。ユーザーや役割、プロジェクトなどをブラウザ管理画面から管理します。
- チームワークプロジェクト参加メンバー: ArchicadからBIMcloudのチームワークプロジェクトに参加し、チームワークを行います。Archicad上での操作やクライアントPCの操作を行います。
ドメイン変更の手順は下記の手順で行います。
1. ドメイン変更前の準備
ドメイン変更の手順
1. ドメイン変更前の準備
IT管理者、サービスプロバイダ:
- 新しいドメインへ変更の準備をします。現在のプライマリアドレス/代替アドレス設定を記録しておいてください。
- ドメインに対するIPアドレスの設定・確認(変更前と同じ設定)
BIMcloudオンプレミスの通信は、基本的にHTTPです。HTTPS通信が必要な場合は、リバースプロキシを別途設置する必要があります。ドメイン変更に伴いSSL証明書を使用している場合は、新ドメイン名に一致するSSL証明書の再取得が必須です。SSL証明書とホスト名が一致しないと、ドメインの変更後にArchicadから接続時に「SSLハンドシェイクエラー(不明なエラー)」が発生します。
BIMcloud管理者:
- ドメインを変更する対象のBIMcloudを確認し、BIMcloud上のチームワークプロジェクトやライブラリを確認します。データ保護の観点から、チームワークプロジェクト参加者に、未送信の変更内容を送信し、チームワークプロジェクトから退出するよう案内してください。
- 必要に応じて、BIMcloudのスナップショットおよびバックアップを作成します。
- BIMcloudのバージョンを確認します。バージョン2026.1以降へのアップデートを推奨します。サーバーに移動し、BIMcloud Manager、BIMcloud Serverを選択してステータスを確認してください。バージョンの箇所の「アップデートがあります」とメッセージが表示される場合、BIMcloud Manager/BIMcloud Serverのアップデートが可能です。
チームワークプロジェクト参加メンバー:
- データ保護の観点から、チームワークプロジェクト参加メンバーは、ドメイン変更が行われる前に、チームワークプロジェクトの変更内容を送受信してから退出します。
2. ドメイン変更の実施
IT管理者、サービスプロバイダ:
- DNS設定を行います。証明書を新しいものに更新してください。
- BIMcloud Manager、BIMcloud Serverの接続設定に新しいドメイン名のアドレスを代替アドレスに追加してください。
- 追加されたアドレスの接続確認を行ってください。
- BIMcloud Manager、BIMcloud Serverの接続設定のBIMcloud Manager/BIMcloud Serverのプライマリアドレスを変更後のドメイン名のアドレスに変更してください。変更前のドメイン名のアドレスは、代替アドレスに残しておきます。
- BIMcloud Manager、BIMcloud Serverの接続確認を行います。
3. ドメイン変更後の確認とチームワーク参加
BIMcloud管理者:
- BIMcloudのブラウザ管理画面で、ドメインが変更されていることを確認してください。
サーバーに移動し、BIMcloud Manager/BIMcloud Serverともに設定内の接続設定にて、新しいドメインに変更されていることを確認してください。
- ブラウザからアクセスした際に、証明書のエラーが発生していないかを確認してください。
問題ない場合、URLの左側にロックされた状態のアイコンが表示されます。
- Archicadからチームワークプロジェクトへの参加を確認します。
- チームワークプロジェクトへの参加が確認できましたら、チームワークプロジェクト参加メンバーに、新しいドメインでアクセスするよう案内ください。
4. チームワークプロジェクトへの参加
チームワークプロジェクト参加メンバー:
新ドメインへの変更後は、以降のチームワークプロジェクトへの参加を、新ドメインのURLでの参加に統一してください。
- ブラウザ画面から新しいドメインへの参加ができるかを確認します。
- Archicadからチームワークプロジェクトに参加します。 以前のドメイン名のアドレスへ参加していた場合、チームワークプロジェクト開く/参加の一覧で、以前のアドレスのBIMcloudサーバーが接続先として表示されます。こちらは不要ですので、チームワークプロジェクトの接続先を一覧から削除します。
チームワーク > プロジェクト > チームワークプロジェクト開く/参加...
- 変更前のBIMcloudを選択し、一覧から削除します。
- Archicadから新しいドメイン名のアドレスでチームワークに参加します。チームワークプロジェクトは、退出していると再度のダウンロードが必要となります。
これで、BIMcloudオンプレミスのドメイン名の変更は完了です。
トラブルシューティング
ブラウザから新しいアドレスでBIMcloud managerに接続できるが、Archicadのネットワーク診断で「BIMcloudは正常に動作していません」と表示される
- 証明書のエラーがArchicadのみで発生している場合、社内ネットワークによってArchicadからBIMcloudへのアクセスが制限されている可能性があります。社内ネットワークのセキュリティの設定や通信の確認、プロキシなどにより通信が阻害されていないかを確認ください。VPNを使用してBIMcloudへ接続している場合、TLSインスペクションのバイパスリストに追加する必要がある場合があります。
新ドメインでチームワークに参加できない
- ブラウザから新ドメインのBIMcloud Managerが開くか確認してください。
- 新しいドメインに変更されたURLの入力、HTTP/HTTPSの有無を確認してください。
- 改善しない場合はIT管理者へ連絡し、DNS・証明書・リバースプロキシ設定を確認してください。
Archicadからドメイン名の変更後に新しいドメイン名のアドレスと旧ドメイン名のアドレスのBIMcloudサーバーが二重表示される
- ArchicadのBIMcloud一覧から変更前ドメイン名の接続先を削除してください。
- Archicadから新しいドメインの接続先のチームワークプロジェクトに参加してください。
ライブラリが欠落する
- 同じチームワークプロジェクトに参加している他のユーザーも同じ現象か確認してください。
- チームワークプロジェクトを閉じ、ローカルデータ管理から、チームワークプロジェクトとBIMcloudライブラリのキャッシュを削除します。 チームワーク > プロジェクト > ローカルデータ管理
項目を選択し、ローカルデータから選択した項目を削除をクリックします。
チームワークプロジェクトを開く/参加し、ライブラリの欠落が無いかご確認ください。
ホットリンクや外部図面の参照が切れている
ドメイン名の変更前にホットリンクや外部図面の参照が切れていた可能性があります。
- 同じチームワークプロジェクトに参加している他のユーザーも同じ現象か確認してください。
- 必要に応じて、個別の再リンクや更新作業を実施してください。
ご不明な点がございましたら、テクニカルサポートまでお問い合わせください。