リリースハイライト
Solibri Officeの最新リリース(v 9.13.4)では、フィルタリング、情報表示、分類の改善が行われました。また、Solibri LabとIllinois Institute of Technologyが開発した新しいルール: 出入り口ドア配置ルール(Exit Access Doorway Arrangement)、いくつかのバグ修正、その他の一般的な機能の改善も含まれています。
1. フィルタリングの改善
より早くかつ正確な結果を得るために、より幅広い基準でモデルをフィルタリングできるようになりました。以前は、分野のみに基づいてコンポーネントを選択することが可能でした。コンポーネントの選択を再設計し、現在は4つのカテゴリーに基づいてフィルタリングできるようになりました: コンポーネント、コンテナ、IFCエンティティ、最近使用したものです。また、現在開いているモデルの一部であるコンポーネントのみを表示することも可能です。
さらに、行間でフィルタを簡単にコピーできるコピーペースト機能を追加しました。
特定のモデル要素を特定し、フィルタリングするのに必要な時間と労力を削減することで、より効率的に作業を行うことができ、より合理的で生産的なワークフローを実現します。
2. IFC値タイプの表示
IFCプロパティのデータ値タイプが正しくない場合、誤った総質量・数量分析が行われることがあります。これを防ぐため、情報ビューに「IFC値タイプ」列を新たに追加しました。これは、使用されているデータの種類(INT、CHAR、BOOLEAN、DATEなど)を表示するもので、ユーザーは値型の誤りを簡単に特定し、データの精度を向上させることができます。
3.分類の自動更新
バージョン9.13.4から、モデルが更新されると、すべての分類が自動的に更新されるようになりました。これまでは、モデルに変更があった場合、Solibriは手動で分類を更新する必要がありました。
4. 改善されたIFCパーサー
このバージョンでは、新しく改良されたIFCパーサーを追加し、IFCファイルを開く時間を最大50%まで大幅に改善しました。この新しいパーサーは、以前報告されたエンコーディングの問題も解決しています。
5. 情報の取り出し(ITO)のショートネームの表示・非表示のオプション
これまでSolibriでは、ITOのカラムにデフォルトでショートネームが含まれていました。そのため、ITOの情報をエクスポートする際に、ユーザーが手動でショートネームを削除する必要があり、大変でした。本リリースでは、ITOカラムにショートネームを表示させるかどうかをユーザーがコントロールできる設定を追加しました。
6. 新しいルール: 出入り口ドア配置ルール
出入り口ドア配置ルールは、Solibri LabとIllinois Institute of Technology (IIT)による共同開発作品です。Solibri Labは、2023年7月末に開始予定のSolibri Academic Programの一部です。
このルールは、空間が出口アクセスドアを、その空間の最大全体対角線寸法の2分の1の最小間隔を持つドア間距離で配置していることをチェックするものです。自動スプリンクラーシステムを備えている場合は、ドアの間隔を空間の対角線寸法の3分の1まで縮めることができます。
その他の改善
- IFC 4コンポーネントの追加
- 結果をズームするためのショートカットキー
- デフォルト設定を復元するオプション
バクの修正
- IfcFaceBasedSurfaceModelの一部としてIfcClosedShellがインポートされない不具合を修正しました。
- Pset_*Common.Reference が常にタイプとして扱われないという問題を修正しました。
- IFC 4ジオメトリが正しくインポートされない問題を修正しました。
- タッチスクリーンのナビゲーションが動作しない問題を修正しました。
- 分類規則タブで新しい列を追加する際の警告メッセージを改善しました。
- オートラン実行時に警告がポップアップで表示される問題を修正
- プロパティの選択ダイアログでラジオボタンの間隔が一定でない問題を修正しました
- APIルールの結果が不要なビジュアライゼーションを作成する問題を修正しました。
- 分類を別の名前にコピーすると作業上の問題が発生する問題を修正しました。
- 情報ビューが最後に選択したタブを記憶しない問題を修正しました。
- BLCで新しいコメントが間違ったビューポイントにリンクされる問題を修正しました。
- 分類ビューでコンテクストメニューを開くために、マウスを2回クリックする必要がある問題を修正しました。
- 階層ファイルを保存する際に、拡張子名が必須になっていた問題を修正しました。
- コンポーネントをクリックすると、Solibriがテーブルの列幅を変更する問題を修正しました。
- 数量タブでスラブの面積が正しくなかった問題を修正しました。
- 空間のグループ化を編集すると、分類の名前を変更するダイアログが表示される問題を修正しました。
- BLCファイル同期ダイアログでモデル名が利用できない問題を修正しました。
- U字形状のプロファイルが誤ってインポートされる問題を修正しました。
- フィルターでレイヤー名がソートされない問題を修正しました。
- IFCヘッダープロパティで説明文の一部が欠落していた問題を修正しました。
原文(英語)のリリースノートはこちらへ
日本語 UI の用語変更のお知らせ: 「案件」→「課題」
リソース管理関連の UI での用語変更をお知らせします。
| 英語 | Issue |
|---|---|
| 従来の訳語 | 案件 |
| 変更後の訳語 | 課題 |
変更の適用時期は次回のアップデートにて予定しております。何卒ご容赦ください。
また、UI の用語変更に伴う機能面での変更などはございません。
用語を変更した背景
弊社テクニカルサポートへのフィードバックより「案件」という用語に疑問を持つなどのフィードバックをいただいておりました。また、ここ数年BCF関連のサービスも増えてきており多くのサービスにて「Issue=課題」が定着してきており、用語変更を決定いたしました。
突然の変更でご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただければと思います。